リフォームを学ぶ

マンションのリフォームで注意すべき点

マンションリフォームの注意点 新築で購入したマンションも、5年から6年程、住み続ければ色々な部分に痛みが出て来ます。痛みが目立つ室内で暮らすのは、少し精神衛生上、よろしくありません。マンションもまた今では一戸建て住宅のようにリフォーム工事が出来ます。家の壁や床、そしてトイレやキッチンやお風呂場など、こういった部分は丁寧に掃除をしていても、経年劣化で痛みます。
室内をリフォームすれば、再び新築の頃のような気分で生活が送れます。特にお風呂やトイレは最近流行りのバリアフリー化をすれば、年配の方も安心してライフスタイルを過ごせます。ただし、一戸建て住宅のリフォーム工事とマンションのそれはやや勝手が異なります。
一戸建て住宅の場合は文字通り自分の所有する住まいなので、自由に工事を施してOKです。しかし、共同で暮らす住まいの場合は、住民が共通して守らなければいけない規約があります。規約は建物によって内容が異なっており、リフォーム工事を施して良い部分とダメな部分が細かく規定されています。規約違反の部分を、工事してしまうと後で自治体とトラブルになりかねませんので、先によく規約は読み込んでおきましょう。

壁や柱はリフォームで動かせない可能性がある

壁や柱はリフォームで動かせない可能性がある 新築の物件を購入するよりも安価に新しい住まいを手に入れる方法の一つが今ある住宅のリフォームです。リフォームをすることで見た目はもちろん性能的にも高い住宅を作ることが出来ます。とはいえ既存の柱や梁の中には自由に切ったり取り除いたりできないものもあるので注意が必要です。
柱や梁は構造躯体と呼ばれます。住宅が安全に立っているためにしっかりとバランスなどが設計されています。とはいえすべてがいじれないわけではなく中には家の強度には関係のないものもあります。こうしたものは切ったり取り除いたりすることも出来ます。更に新しく設置することで強度が補える場合もあります。図面通りの位置にあったとしても柱の固定の方法や固定具合によっては取り除けないこともあります。
このように壁などを取り除いて現場で状況が変わるケースがたくさんあります。もちろん壊す前にこうした状況まで把握できるに越したことはありませんが、事前に既存の建物の図面があったとしてもすべてを把握するというのはほぼ不可能です。こうした事態に臨機応変に対処してもらうためにもしっかりと経験のある業者に依頼することが大切です。